お金のかかる趣味の定義とは
「お金のかかる趣味」と言われると、難しい線引きを求められる論題です。
しかし、強いて言えば趣味に投資する金額の平均を求めて、月間あたりに平均より高い支出が見込まれる趣味がお金のかかる趣味と言えるのではないでしょうか?
2022年に総務省が行った家計調査によると34歳までの単身女性における“教養娯楽”の支出は平均して「26,035円」、35~59歳までの単身女性における同支出は「24,482円」と言う結果が出ています。
これにより、今回は「月間20,000円相当の支出を超える趣味」をお金のかかる趣味と定義して、節約家が警戒すべき趣味をご紹介いたします。
節約家にとってNGな趣味3選
アイドル・俳優の追っかけ
お金のかかる趣味の最たる例は、「アイドル」もしくは「俳優」の追っかけです。
特にイベントが開催されるとなれば「チケット」「グッズ」「交通費」など、費やせる項目は枚挙にいとまがありません。
最低限必要であるチケットですら、最近では入手するために複数口応募し、一度全ての入金を行ってから仲間内で配分するケースも見受けられます。
月額で定期的に支出が行われるわけではありませんが、一回のイベントにおける支出が数十万円になるケースもあり、いくらお金があっても足りない趣味です。
カメラ
こちらも代表的な存在である「カメラ」は、高額な趣味です。
最近ではチェキやインスタントカメラが流行っており、着実にカメラを趣味にする女性が増えています。特に突き詰めた先にある「一眼レフカメラ」には注意が必要です。
高級な一眼レフカメラは、レンズだけで新品のiPhone13 Proが2台は購入できます。
“内緒で新しいレンズを買ってきた旦那を叱る妻”という構図は容易に想像できますが、場合によってはそんな可愛い事件では済まない趣味だと言うことを覚えておきましょう。
ゲームアプリ
昨今ではスマートフォン向けの「無料ゲームアプリ」が流行しており、のめり込む女性も多いとか。
無料で遊べるのにも関わらず、月に数万円以上の課金をする微課金兵や、十数万円近くつぎ込む重課金兵、クレジットカードの限度額いっぱいまで使い込む廃課金兵など、社会を巻き込む深刻な問題となっています。
自分の収入に見合うだけの金額なら問題ないのですが、収入が平均を下回るような女性がゲームアプリに課金してしまう事例が多発しているようです。
月に5,000円だけなど予算を決めておくか、そもそも無料で遊ぶということを覚えたほうが賢明でしょう。
若い独身女性だけでなく、今までゲームをしてこなかったようなミドル層の主婦も課金の沼にハマってしまうことがあるそうです。
趣味を自制する精神力が大切になる
ご紹介した趣味の中には「この趣味ってこんなにお金がかかるの?」と思われる趣味も見受けられます。
しかし、のめり込めばのめり込むほど高い支出が必要になるのが趣味の醍醐味です。
逆に言えばライトなユーザーならば多くの趣味を楽しんでも、生活をひっ迫することはありません。大切なのは、節約すべきという意識を強く持って生活をする心構えなのではないでしょうか。